大井競馬ダート1600m(内回り)攻略|内の馬番と逃げ馬が強いコースをデータで解説
大井競馬場(TCK)のダート1600m内回りについて、2023年10月から2026年10月までの全957レース、のべ11,091頭の成績を集計しました。内回りならではの傾向と、馬場が渋ったときの変化をまとめます。
結論:内の馬番と逃げ馬を重視する
1600m内回りでは、馬番1〜4番の複勝率が28.1%なのに対し、13番より外は21.8%まで下がります。コーナーを4回まわる内回りは、外を回らされる距離ロスが響きやすいコースです。
脚質:逃げ馬の勝率は24.3%
逃げ馬の勝率は24.3%、複勝率50.8%。1200mほどではないものの、2頭に1頭は3着以内に残ります。追込馬の勝率は2.2%で、後方からの一気は決まりにくいコースです。
| 脚質 | 出走数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 逃げ | 1,125 | 24.3% | 50.8% |
| 先行 | 3,065 | 13.3% | 35.7% |
| 差し | 3,679 | 5.6% | 23.0% |
| 追込 | 3,222 | 2.2% | 11.2% |
馬場が渋るほど逃げ馬が残る
逃げ馬の複勝率は、良で48.9%、稍重で51.1%、重で53.6%、不良で54.4%と、馬場が悪くなるほど上がっていきます。雨の日の1600m内回りは、逃げそうな馬の評価をさらに上げたいところです。
枠順:1・2枠は複勝率が高い
1枠の複勝率は28.7%、2枠は29.8%で、どちらも全枠の中で上位です。勝率では2枠が10.1%と最も高く、内枠から先手を取れる馬は特に注意が必要です。
上がり最速の馬がレースの半分を勝つ
上がり3ハロン最速の馬の勝率は44.0%、複勝率73.7%。上がり最速の馬が勝ったレースは全体の50.2%にのぼります。前で運んで最後も止まらない馬が理想です。
大井1600m内回りの狙い方
1. 馬番1〜4番で前に行ける馬を最優先にする。
2. 重・不良馬場では、逃げそうな馬をさらに重く見る。
3. 13番より外の差し・追込馬は割り引く。
馬場状態別のデータ(良・稍重・重・不良)
平均勝ち時計は良馬場で1:43.9。馬場状態が変わっても時計の差は0.2秒ほどで、ほとんど変わりません。脚質の有利不利は、馬場状態が変わっても大きくは変わりません。
表の「逃げ」〜「上がり最速」はそれぞれの勝率です。
| 馬場 | R数 | 平均 勝ち時計 | 逃げ | 先行 | 差し | 1番 人気 | 上がり 最速 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 513 | 1:43.9 | 23.6% | 13.0% | 6.5% | 42.4% | 42.5% |
| 稍重 | 194 | 1:43.9 | 24.0% | 13.4% | 5.1% | 43.3% | 42.6% |
| 重 | 132 | 1:43.7 | 25.2% | 15.0% | 4.2% | 44.3% | 48.0% |
| 不良 | 118 | 1:43.7 | 26.2% | 13.2% | 4.9% | 43.6% | 47.9% |
クラス別の平均勝ち時計(馬場状態ごと)
同じ馬場でも、クラスが上がるほど時計は速くなります。持ち時計を比べるときは、同じクラス・同じ馬場の数字を物差しにしてください。いちばんレース数の多いC2で見ると、重・不良でも良馬場とほとんど時計が変わりません(差0.0秒)。
| クラス | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 重賞・OP | 1:42.216R | 1:41.65R | — | 1:42.33R |
| A2 | 1:41.515R | 1:41.33R | 1:41.04R | 1:40.93R |
| B1 | 1:42.39R | — | 1:42.43R | 1:41.13R |
| B2 | 1:42.112R | 1:41.53R | 1:42.14R | 1:41.93R |
| B3 | 1:42.622R | 1:42.310R | 1:42.86R | 1:41.56R |
| C1 | 1:43.290R | 1:42.934R | 1:42.922R | 1:42.916R |
| C2 | 1:44.1157R | 1:44.165R | 1:44.138R | 1:44.033R |
| C3 | 1:44.970R | 1:45.032R | 1:44.720R | 1:44.719R |
| 3歳戦 | 1:44.695R | 1:44.539R | 1:44.129R | 1:44.428R |
| 2歳戦 | 1:44.827R | 1:43.83R | 1:43.75R | 1:45.84R |
1着馬の走破タイムの平均です。小さい数字はレース数。薄い数字はレース数が20未満の目安、「—」は3レース未満です。10レース未満のクラスは載せていません。
血統:このコースで勝っている種牡馬
このコースでいちばん勝っている種牡馬はシニスターミニスター(33勝)。上位5頭の中で勝率が高いのはダノンレジェンドの18.5%です。
| 父(種牡馬) | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| シニスターミニスター | 208 | 33 | 15.9% | 38.0% |
| ホッコータルマエ | 352 | 33 | 9.4% | 29.5% |
| コパノリッキー | 247 | 31 | 12.6% | 31.2% |
| エスポワールシチー | 233 | 29 | 12.4% | 31.8% |
| ダノンレジェンド | 119 | 22 | 18.5% | 36.1% |
- 良馬場で勝率が高い父:ダノンレジェンド(勝率22.7%)、ハーツクライ(勝率20.6%)、ドレフォン(勝率20.0%)
- 重・不良で勝率が高い父:ダノンバラード(勝率23.1%)、シニスターミニスター(勝率19.2%)、ロードカナロア(勝率19.0%)
- 勝利数が多い母の父:キングカメハメハ(46勝)、ネオユニヴァース(41勝)、クロフネ(32勝)、ゴールドアリュール(27勝)、シンボリクリスエス(24勝)
父の表は出走30回以上、馬場別は出走20回以上の種牡馬が対象です。馬場別は出走数が少ないため参考程度に見てください。
配当の傾向:平均並み
馬連の配当の中央値は1,130円(南関全体1,080円)、3連単は14,550円(全体12,350円)。配当の水準は南関の平均並みです。3連単が万馬券になったレースは59.8%(全体55.5%)です。
の3連単
券種別の配当
| 券種 | 中央値 | 1万円 以上 | 1000円 未満 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | 1,130円 | 7.1% | 44.8% |
| 馬単 | 2,150円 | 15.9% | 25.6% |
| ワイド | 580円 | 1.4% | 69.0% |
| 3連複 | 3,080円 | 19.4% | 20.6% |
| 3連単 | 14,550円 | 59.8% | 1.9% |
| 馬連(南関全体) | 1,080円 | 6.8% | 47.6% |
中央値は配当を安い順に並べたときの真ん中の金額で、ふだんの配当の目安になります(平均は一部の高配当に引っぱられて高く出ます)。「1万円以上」は配当が100円につき1万円以上になったレースの割合です。
人気馬を買い続けた場合
毎レース、人気どおりの組み合わせを100円ずつ買ったときの成績です。
| 買い方 | 的中率 | 回収率 | 南関 全体 |
|---|---|---|---|
| 単勝 1番人気 | 42.9% | 83% | 80% |
| 複勝 1番人気 | 72.1% | 87% | 88% |
| 馬連 1-2番人気 | 19.7% | 72% | 78% |
| ワイド 1-2番人気 | 38.1% | 75% | 79% |
| 3連複 1-2-3番人気 | 11.4% | 68% | 76% |
| 3連単 1→2→3番人気 | 3.6% | 62% | 67% |
勝ち馬の人気
957レースの払戻金(南関競馬公式サイト)を集計。人気馬をそのまま買い続けた場合、いちばん回収率が高かったのは「複勝 1番人気」の87%でした。人気どおりに買うだけでは、どの券種もプラスにはなりません。
前走からの変化:距離・間隔・前走着順
前走と同じ距離の馬は勝率8.6%、距離延長は6.4%、距離短縮は9.3%。距離を短縮してきた馬が健闘しています。レース間隔では「9週以上(休み明け)」の勝率が12.8%でいちばん高く、「中1週以内」は6.2%にとどまります。休み明けでも割り引く必要はありません。前走が別の南関の競馬場だった馬の勝率は7.5%(同じ競馬場からは8.1%)で、場替わりの影響はほとんどありません。
前走からの距離
| 距離 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 同距離 | 6,408 | 8.6% | 27.0% | 66% |
| 延長 | 2,763 | 6.4% | 20.7% | 77% |
| 短縮 | 1,052 | 9.3% | 24.0% | 75% |
レース間隔
| 間隔 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 中1週以内 | 1,678 | 6.2% | 22.1% | 66% |
| 中2〜4週 | 7,091 | 7.6% | 24.3% | 72% |
| 中5〜8週 | 582 | 11.5% | 31.1% | 51% |
| 9週以上(休み明け) | 872 | 12.8% | 31.9% | 76% |
前走の着順
| 前走 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 964 | 22.7% | 50.1% | 75% |
| 前走2〜3着 | 1,903 | 14.7% | 41.3% | 66% |
| 前走4〜5着 | 1,765 | 7.5% | 28.7% | 70% |
| 前走6着以下 | 5,591 | 3.5% | 13.9% | 70% |
前走の競馬場
| 前走 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 同じ競馬場 | 9,944 | 8.1% | 25.0% | 68% |
| 他の南関から | 279 | 7.5% | 23.3% | 128% |
前走は2023年10月以降の南関4場のレースが対象です。中央や他地区からの転入初戦、データ期間より前の前走は含みません。※は出走100未満で参考程度の数字です。
馬体重・斤量・性別・年齢
馬体重では500kg以上の勝率が13.3%でいちばん高く、439kg以下は4.0%です。大型馬が力を発揮しやすいコースです。馬体重の増減では「+10kg以上増」がいちばん勝っています(勝率11.4%)。+10kg以上の大幅増でも勝率11.4%あり、成長分と見てよいケースが多いようです。
性別では牡・センの勝率10.6%に対し、牝馬は5.2%。年齢別では2歳がいちばん勝率が高く11.5%です。
馬体重
| 馬体重 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 1,361 | 4.0% | 16.3% | 61% |
| 440〜469kg | 3,201 | 6.6% | 23.3% | 72% |
| 470〜499kg | 3,993 | 8.9% | 27.2% | 70% |
| 500kg以上 | 2,518 | 13.3% | 32.2% | 71% |
馬体重の増減(前走比)
| 増減 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| -10kg以上減 | 289 | 8.7% | 27.7% | 61% |
| -4〜-9kg | 1,878 | 9.9% | 26.8% | 80% |
| ±3kg以内 | 6,193 | 8.2% | 25.3% | 77% |
| +4〜+9kg | 2,058 | 7.7% | 25.4% | 44% |
| +10kg以上増 | 534 | 11.4% | 25.8% | 54% |
斤量
| 斤量 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 54kg未満 | 1,286 | 3.4% | 14.1% | 41% |
| 54〜55.5kg | 4,054 | 6.8% | 23.9% | 52% |
| 56kg以上 | 5,733 | 11.1% | 29.9% | 89% |
斤量は年齢・性別・クラスで決まる部分が大きく、重い斤量ほど上のクラスや実績馬が多くなります。斤量の数字だけで有利不利を判断しないでください。
性別
| 性別 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 牡・セン | 7,008 | 10.6% | 28.5% | 84% |
| 牝 | 4,065 | 5.2% | 21.3% | 46% |
年齢
| 年齢 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 392 | 11.5% | 34.4% | 66% |
| 3歳 | 2,935 | 9.6% | 27.5% | 71% |
| 4歳 | 3,408 | 8.8% | 24.8% | 60% |
| 5歳 | 2,009 | 7.3% | 24.0% | 71% |
| 6歳 | 1,283 | 9.0% | 29.2% | 77% |
| 7歳以上 | 1,046 | 6.4% | 21.0% | 90% |
※は出走100未満で参考程度の数字です。
このコースが得意な騎手・調教師
このコースでいちばん勝っている騎手は矢野貴之(143勝・勝率29.3%)、調教師は荒山勝徳(60勝・勝率28.3%)です。
騎手(勝利数トップ5)
| 騎手 | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 矢野貴之 | 488 | 143 | 29.3% | 57.6% | 100% |
| 笹川翼 | 510 | 90 | 17.6% | 51.6% | 60% |
| 吉井章 | 492 | 64 | 13.0% | 33.1% | 123% |
| 西啓太 | 425 | 61 | 14.4% | 34.4% | 90% |
| 安藤洋一 | 466 | 60 | 12.9% | 33.3% | 97% |
調教師(勝利数トップ5)
| 調教師 | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 荒山勝徳 | 212 | 60 | 28.3% | 55.7% | 108% |
| 阪本一栄 | 435 | 50 | 11.5% | 27.8% | 212% |
| 的場直之 | 237 | 47 | 19.8% | 44.7% | 93% |
| 坂井英光 | 137 | 46 | 33.6% | 48.2% | 101% |
| 藤田輝信 | 252 | 44 | 17.5% | 46.4% | 55% |
- 単勝回収率が100%を超える騎手:本田正重(322回・45勝・回収率215%)、江里口裕輝(185回・8勝・回収率129%)、藤田凌(501回・58勝・回収率129%)
- 単勝回収率が100%を超える調教師:阪本一栄(435回・50勝・回収率212%)、栗田泰昌(109回・8勝・回収率190%)、岡野尚光(176回・7勝・回収率152%)
騎手は騎乗50回以上、調教師は出走40回以上、回収率は5勝以上が対象です。回収率は大きな配当1回で跳ね上がるので、勝率・複勝率とあわせて見てください。騎手・調教師の全体の成績は騎手・調教師名鑑にあります。
季節別の傾向
重・不良馬場になりやすいのは春で、レースの43%が重・不良でした。冬は11%にとどまります。良馬場どうしで比べても、夏の1:43.4に対して冬は1:44.2と0.8秒かかります。季節によって砂の状態が変わるので、時計の比較は同じ季節どうしで行うのがおすすめです。逃げ馬の勝率は春が27.6%でいちばん高く、秋は21.4%です。
| 季節 | R数 | 良馬場 の割合 | 重・不良 の割合 | 良馬場の 平均勝ち時計 | 逃げ 勝率 | 1番人気 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 238 | 36% | 43% | 1:43.6 | 27.6% | 43.9% |
| 夏(6〜8月) | 213 | 39% | 40% | 1:43.4 | 22.9% | 39.6% |
| 秋(9〜11月) | 238 | 61% | 14% | 1:43.9 | 21.4% | 43.5% |
| 冬(12〜2月) | 268 | 74% | 11% | 1:44.2 | 25.2% | 44.5% |
平均勝ち時計は良馬場のレースだけで計算しています(全クラス込み)。逃げは1コーナーを先頭で通過した馬です。
よくある質問
- 大井1600m内回りは内枠有利ですか?
- 馬番1〜4番の複勝率は28.1%、13番より外は21.8%で、内の馬番が有利な傾向があります。
- 雨の日の大井1600mはどう狙えばいいですか?
- 不良馬場では逃げ馬の複勝率が54.4%まで上がります。前に行ける馬の評価を上げるのがおすすめです。
- 大井1600mの勝ちタイムの目安は?
- 良馬場の勝ちタイムの中央値は1分43秒8です(全クラス込み)。
集計対象:2023年10月9日〜2026年10月13日の大井ダート1600m内回り 全957レース(出走取消・除外を除く11,091頭)。脚質は1コーナーの通過順位で判定しており、レース後に決まる数値です。予想に使うときは、近走の位置取りから前に行けそうな馬を見つけることが前提になります。



