大井競馬ダート1400m攻略|1番人気が最も信頼できるコースをデータで解説
大井競馬場(TCK)のダート1400m外回りについて、2023年10月から2026年10月までの全735レース、のべ8,503頭の成績を集計しました。1200mと比べて何が変わるのか、どこを狙えばいいのかをまとめます。
結論:人気馬が素直に走る、大井で一番「堅い」コース
1番人気の勝率は48.0%、複勝率は77.4%。単勝回収率89%・複勝回収率91%は、大井の主要コースの中でいちばん高い数字です。荒れにくく、軸馬を決めやすいコースと言えます。
脚質:逃げの優位は1200mより小さく、先行が台頭
逃げ馬の勝率は20.5%で、1200mの28.0%から大きく下がります。一方で先行馬の勝率は14.8%と、1200m(13.2%)より上がっています。ハナを切る馬だけでなく、2〜4番手で運べる馬まで狙いを広げられるのが1400mの特徴です。
| 脚質 | 出走数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 逃げ | 947 | 20.5% | 49.1% |
| 先行 | 2,345 | 14.8% | 37.4% |
| 差し | 2,816 | 5.4% | 21.5% |
| 追込 | 2,395 | 1.8% | 10.7% |
枠順・馬番:中ほどの5〜8番が好成績
馬番5〜8番の勝率は10.2%、単勝回収率は84%で、いちばん成績の良いグループです。反対に13番より外は複勝率19.3%、単勝回収率32%と苦戦しています。枠で見ると2枠が勝率10.7%・複勝率29.5%で最も良く、3枠は勝率6.3%と低めでした。
上がり最速の馬が4割以上勝つ
レースで一番速い上がり3ハロンを使った馬の勝率は42.1%、複勝率は70.0%。1200mの30.7%から大きく上がります。前に行く力に加えて、最後まで脚を使える馬が勝ち切るコースです。
馬場状態による違い
良でも不良でも、逃げ馬の勝率は19〜21%で大きく変わりません。先行馬は不良で16.2%とわずかに上がります。良馬場の勝ちタイム中央値は1分28秒75です。
大井1400mの狙い方
1. 1番人気は素直に信頼して、相手探しに集中する。
2. 逃げ馬に限らず、先行できる馬まで評価を上げる。
3. 馬番13番より外は割り引き、5〜8番の先行馬を重く見る。
馬場状態別のデータ(良・稍重・重・不良)
平均勝ち時計は良馬場で1:28.8。馬場状態が変わっても時計の差は0.3秒ほどで、ほとんど変わりません。脚質の有利不利は、馬場状態が変わっても大きくは変わりません。
表の「逃げ」〜「上がり最速」はそれぞれの勝率です。
| 馬場 | R数 | 平均 勝ち時計 | 逃げ | 先行 | 差し | 1番 人気 | 上がり 最速 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 383 | 1:28.8 | 21.0% | 14.2% | 5.9% | 47.0% | 41.1% |
| 稍重 | 159 | 1:28.5 | 21.0% | 15.3% | 4.8% | 48.7% | 43.5% |
| 重 | 92 | 1:28.8 | 19.5% | 15.8% | 5.7% | 50.0% | 38.2% |
| 不良 | 101 | 1:28.5 | 19.0% | 16.2% | 4.3% | 48.5% | 47.7% |
クラス別の平均勝ち時計(馬場状態ごと)
同じ馬場でも、クラスが上がるほど時計は速くなります。持ち時計を比べるときは、同じクラス・同じ馬場の数字を物差しにしてください。いちばんレース数の多い3歳戦で見ると、重・不良でも良馬場とほとんど時計が変わりません(差0.1秒)。
| クラス | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 重賞・OP | 1:27.14R | 1:26.76R | — | 1:25.74R |
| A2 | 1:26.311R | 1:27.54R | — | 1:26.54R |
| B1 | 1:27.414R | 1:27.27R | — | — |
| B2 | 1:27.218R | 1:27.38R | 1:27.83R | 1:27.16R |
| B3 | 1:27.530R | 1:27.315R | 1:28.08R | 1:27.19R |
| C1 | 1:28.254R | 1:27.723R | 1:28.413R | 1:28.39R |
| C2 | 1:28.878R | 1:28.631R | 1:28.616R | 1:28.824R |
| C3 | 1:29.917R | 1:29.66R | 1:30.24R | 1:29.07R |
| 3歳戦 | 1:29.582R | 1:29.639R | 1:29.530R | 1:29.328R |
| 2歳戦 | 1:30.175R | 1:29.220R | 1:29.614R | 1:30.58R |
1着馬の走破タイムの平均です。小さい数字はレース数。薄い数字はレース数が20未満の目安、「—」は3レース未満です。10レース未満のクラスは載せていません。
血統:このコースで勝っている種牡馬
このコースでいちばん勝っている種牡馬はホッコータルマエ(43勝)。上位5頭の中で勝率が高いのはシニスターミニスターの15.2%です。
| 父(種牡馬) | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| ホッコータルマエ | 324 | 43 | 13.3% | 36.4% |
| エスポワールシチー | 225 | 27 | 12.0% | 31.1% |
| アジアエクスプレス | 243 | 25 | 10.3% | 36.2% |
| シニスターミニスター | 158 | 24 | 15.2% | 38.6% |
| パイロ | 171 | 24 | 14.0% | 38.0% |
- 良馬場で勝率が高い父:ゴールドドリーム(勝率23.3%)、ドレフォン(勝率23.1%)、ヘニーヒューズ(勝率21.9%)
- 重・不良で勝率が高い父:サンダースノー(勝率25.0%)、スマートファルコン(勝率19.0%)、ミッキーロケット(勝率18.2%)
- 勝利数が多い母の父:フジキセキ(32勝)、ゴールドアリュール(32勝)、クロフネ(31勝)、ネオユニヴァース(27勝)、ディープインパクト(22勝)
父の表は出走30回以上、馬場別は出走20回以上の種牡馬が対象です。馬場別は出走数が少ないため参考程度に見てください。
配当の傾向:堅い
馬連の配当の中央値は950円(南関全体1,080円)、3連単は10,795円(全体12,350円)。南関の平均より配当が低く、人気馬どうしで決まりやすいコースです。3連単が万馬券になったレースは52.0%(全体55.5%)です。
の3連単
券種別の配当
| 券種 | 中央値 | 1万円 以上 | 1000円 未満 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | 950円 | 6.9% | 52.2% |
| 馬単 | 1,750円 | 14.6% | 30.5% |
| ワイド | 520円 | 1.3% | 70.8% |
| 3連複 | 2,410円 | 18.1% | 25.1% |
| 3連単 | 10,795円 | 52.0% | 2.9% |
| 馬連(南関全体) | 1,080円 | 6.8% | 47.6% |
中央値は配当を安い順に並べたときの真ん中の金額で、ふだんの配当の目安になります(平均は一部の高配当に引っぱられて高く出ます)。「1万円以上」は配当が100円につき1万円以上になったレースの割合です。
人気馬を買い続けた場合
毎レース、人気どおりの組み合わせを100円ずつ買ったときの成績です。
| 買い方 | 的中率 | 回収率 | 南関 全体 |
|---|---|---|---|
| 単勝 1番人気 | 47.9% | 89% | 80% |
| 複勝 1番人気 | 76.0% | 91% | 88% |
| 馬連 1-2番人気 | 25.0% | 88% | 78% |
| ワイド 1-2番人気 | 45.6% | 90% | 79% |
| 3連複 1-2-3番人気 | 15.5% | 90% | 76% |
| 3連単 1→2→3番人気 | 4.9% | 80% | 67% |
勝ち馬の人気
735レースの払戻金(南関競馬公式サイト)を集計。人気馬をそのまま買い続けた場合、いちばん回収率が高かったのは「複勝 1番人気」の91%でした。人気どおりに買うだけでは、どの券種もプラスにはなりません。
前走からの変化:距離・間隔・前走着順
前走と同じ距離の馬は勝率9.2%、距離延長は6.6%、距離短縮は7.8%。このコースの経験がある同距離組が有利です。レース間隔では「中5〜8週」の勝率が14.0%でいちばん高く、「中1週以内」は5.6%にとどまります。前走が別の南関の競馬場だった馬の勝率は4.4%(同じ競馬場からは8.2%)で、場替わりの馬はやや苦戦しています。
前走からの距離
| 距離 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 同距離 | 3,458 | 9.2% | 27.3% | 61% |
| 延長 | 2,283 | 6.6% | 21.9% | 72% |
| 短縮 | 1,907 | 7.8% | 22.8% | 65% |
レース間隔
| 間隔 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 中1週以内 | 1,135 | 5.6% | 19.9% | 48% |
| 中2〜4週 | 5,159 | 7.3% | 23.5% | 65% |
| 中5〜8週 | 534 | 14.0% | 35.0% | 106% |
| 9週以上(休み明け) | 820 | 12.1% | 31.0% | 68% |
前走の着順
| 前走 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 636 | 23.7% | 51.3% | 65% |
| 前走2〜3着 | 1,346 | 15.0% | 41.5% | 73% |
| 前走4〜5着 | 1,398 | 7.7% | 26.8% | 48% |
| 前走6着以下 | 4,268 | 3.7% | 14.5% | 69% |
前走の競馬場
| 前走 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 同じ競馬場 | 7,422 | 8.2% | 24.8% | 64% |
| 他の南関から | 226 | 4.4% | 15.9% | 106% |
前走は2023年10月以降の南関4場のレースが対象です。中央や他地区からの転入初戦、データ期間より前の前走は含みません。※は出走100未満で参考程度の数字です。
馬体重・斤量・性別・年齢
馬体重では500kg以上の勝率が13.2%でいちばん高く、439kg以下は3.0%です。大型馬が力を発揮しやすいコースです。馬体重の増減では「+10kg以上増」がいちばん勝っています(勝率10.2%)。+10kg以上の大幅増でも勝率10.2%あり、成長分と見てよいケースが多いようです。
性別では牡・センの勝率10.3%に対し、牝馬は6.0%。年齢別では2歳がいちばん勝率が高く11.6%です。
馬体重
| 馬体重 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 1,093 | 3.0% | 14.6% | 36% |
| 440〜469kg | 2,455 | 7.6% | 24.0% | 70% |
| 470〜499kg | 2,894 | 8.4% | 26.8% | 57% |
| 500kg以上 | 2,046 | 13.2% | 33.0% | 80% |
馬体重の増減(前走比)
| 増減 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| -10kg以上減 | 291 | 7.6% | 24.4% | 50% |
| -4〜-9kg | 1,502 | 9.0% | 26.0% | 66% |
| ±3kg以内 | 4,488 | 8.2% | 24.8% | 69% |
| +4〜+9kg | 1,389 | 7.8% | 24.6% | 55% |
| +10kg以上増 | 463 | 10.2% | 27.4% | 47% |
斤量
| 斤量 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 54kg未満 | 1,044 | 3.5% | 14.5% | 53% |
| 54〜55.5kg | 3,561 | 8.0% | 25.8% | 60% |
| 56kg以上 | 3,883 | 10.7% | 29.2% | 70% |
斤量は年齢・性別・クラスで決まる部分が大きく、重い斤量ほど上のクラスや実績馬が多くなります。斤量の数字だけで有利不利を判断しないでください。
性別
| 性別 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 牡・セン | 5,273 | 10.3% | 29.1% | 73% |
| 牝 | 3,215 | 6.0% | 20.8% | 49% |
年齢
| 年齢 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 1,032 | 11.6% | 34.7% | 50% |
| 3歳 | 2,696 | 9.2% | 26.5% | 66% |
| 4歳 | 2,082 | 8.7% | 24.7% | 67% |
| 5歳 | 1,307 | 8.6% | 25.7% | 70% |
| 6歳 | 687 | 7.4% | 24.0% | 76% |
| 7歳以上 | 684 | 3.2% | 16.7% | 45% |
※は出走100未満で参考程度の数字です。
このコースが得意な騎手・調教師
このコースでいちばん勝っている騎手は矢野貴之(115勝・勝率24.9%)、調教師は藤田輝信(59勝・勝率23.4%)です。
騎手(勝利数トップ5)
| 騎手 | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 矢野貴之 | 462 | 115 | 24.9% | 52.6% | 77% |
| 笹川翼 | 422 | 105 | 24.9% | 57.3% | 73% |
| 和田譲治 | 395 | 58 | 14.7% | 34.9% | 74% |
| 安藤洋一 | 378 | 49 | 13.0% | 35.4% | 59% |
| 吉井章 | 375 | 45 | 12.0% | 30.9% | 80% |
調教師(勝利数トップ5)
| 調教師 | 出走 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 藤田輝信 | 252 | 59 | 23.4% | 47.2% | 85% |
| 荒山勝徳 | 208 | 55 | 26.4% | 52.4% | 98% |
| 的場直之 | 231 | 44 | 19.0% | 41.6% | 73% |
| 坂井英光 | 111 | 34 | 30.6% | 61.3% | 59% |
| 鷹見浩 | 264 | 31 | 11.7% | 31.1% | 79% |
- 単勝回収率が100%を超える騎手:佐野遥久(104回・10勝・回収率289%)、江里口裕輝(131回・8勝・回収率136%)、鷹見陸(287回・28勝・回収率119%)
- 単勝回収率が100%を超える調教師:宗形竹見(152回・19勝・回収率241%)、佐宗応和(164回・11勝・回収率197%)、鈴木啓之(184回・27勝・回収率128%)
騎手は騎乗50回以上、調教師は出走40回以上、回収率は5勝以上が対象です。回収率は大きな配当1回で跳ね上がるので、勝率・複勝率とあわせて見てください。騎手・調教師の全体の成績は騎手・調教師名鑑にあります。
季節別の傾向
重・不良馬場になりやすいのは春で、レースの42%が重・不良でした。冬は12%にとどまります。良馬場どうしで比べても、夏の1:28.5に対して冬は1:29.0と0.5秒かかります。季節によって砂の状態が変わるので、時計の比較は同じ季節どうしで行うのがおすすめです。逃げ馬の勝率は夏が22.1%でいちばん高く、冬は17.9%です。
| 季節 | R数 | 良馬場 の割合 | 重・不良 の割合 | 良馬場の 平均勝ち時計 | 逃げ 勝率 | 1番人気 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 189 | 32% | 42% | 1:28.6 | 20.3% | 49.2% |
| 夏(6〜8月) | 174 | 39% | 38% | 1:28.5 | 22.1% | 44.5% |
| 秋(9〜11月) | 185 | 63% | 13% | 1:28.9 | 21.3% | 42.1% |
| 冬(12〜2月) | 187 | 74% | 12% | 1:29.0 | 17.9% | 55.6% |
平均勝ち時計は良馬場のレースだけで計算しています(全クラス込み)。逃げは1コーナーを先頭で通過した馬です。
よくある質問
- 大井1400mは荒れますか?
- 1番人気の勝率48.0%、複勝率77.4%で、大井の主要コースの中では最も堅いコースです。
- 大井1400mで有利な馬番は?
- 馬番5〜8番が勝率10.2%で最も良く、13番より外は複勝率19.3%と苦戦しています。
- 大井1400mの勝ちタイムの目安は?
- 良馬場の勝ちタイムの中央値は1分28秒75です(全クラス込み)。
集計対象:2023年10月9日〜2026年10月13日の大井ダート1400m外回り 全735レース(出走取消・除外を除く8,503頭)。脚質は1コーナーの通過順位で判定しており、レース後に決まる数値です。予想に使うときは、近走の位置取りから前に行けそうな馬を見つけることが前提になります。



